この週末に札幌稽古会の定例稽古がございましたので、
その様子をお伝え致します。
この日の参加者は私の他、市外から会員1名+遅れて1名、体験者1名、
札幌医大古伝武術研究会の学生2名の6名での稽古となりました。
〇稽古内容
ナイハンチ移動
セイサン移動
押し合い(強・柔)
背中の鍛え3種
三種の受け
三種の受け→崩し
突き×三種の受け→崩し
本日は函館から久しぶりに参加した会員さんのリクエストもあって
組手稽古を中心に。
と言っても沖縄拳法の稽古はすべて実際の戦いに役立つ稽古なので、
当然組手にも普段の稽古がはっきりと活きてきます。
本日も立ち移動から押し合い、鍛え、と進みましたが、
これらの稽古を自分でも繰り返し鍛錬し、そのうえで対人稽古で
しっかりと稽古を積んでいる事が、組手自体を底上げしてくれます。
札幌稽古会で組手稽古に取り組み始めたのは比較的最近なので、
普段の基本稽古がどのように組手に繋がっているかを、
会員さんたちにもわかっていただけるように説明することを心がけています。
三種の鍛えまで行って、本日の組手稽古は三種の受けメイン。
今回は組手稽古をリクエストしてくれた会員さんが
間合いの工夫をしたい、と言うことだったので、
沖縄拳法の対人稽古の中で自分と相手の間合いを理解し操作するための
土台となる三種の受けの稽古を行いました。

はじめは原則通りの三種の受けを行います。
3つそれぞれの動作で相手と自分の間合いが違うので、
3つの間合いがどのように自分と相手の間に作られるかを確認して頂きました。
この段階では型どおりしっかり受けを行えているかをチェックします。
続いて、今度は同じ三種の受けを行いますが、
一方がもう一方と受け合った瞬間に、わずかに相手を崩し、
自分が即座に攻撃に入ることができる間合いを作ります。
中途半端な受けで入ろうとすると、
途端に相手の強い姿勢にはじき返されて帰って自分が崩れてしまうので、
先に行った型どおりの受けが行えている前提で、
さらに自分に有利な位置、間合いを作り出すことを稽古します。
最後は受け合いではなく、相手に実際に攻撃をしてきてもらって、
それに対して同じく入れるように稽古を行います。
沖縄拳法の戦いの考え方を理解するには、
本当であれば弟子のみ許されている武器の稽古を行う事がとても大切だと思いますが、
会員さんには武器稽古は許されておりませんので、
何とかその中でも沖縄拳法らしい攻防を理解してもらえるよう、
稽古体系も少しずつ見直ししながら作り上げていかなければならないと感じます。
稽古終了後は、函館から来た会員さんは普段あまり稽古に来られないので、
会員さんのリクエストに応えて個別の稽古も行いみっちり3時間の稽古、
さらに翌日の午後からも2人で3時間組手稽古を行いました。
彼は札幌稽古会ができたはじめのころから参加してくれており、
私もとても仲良くさせてもらっている人なので、
久しぶりにじっくり楽しい組手稽古を行うことができました!
ありがとうございました!
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